2020-05-04
息子にタイピングを披露してくれと言われる
この記事で紹介していること
高校のとき英文ワープロ全国大会出場しました。
高校生時代はコンピュータ部に青春をささげていました
私は、高校の時にコンピュータ部に属していました。
コンピュータ部では、主にコンピュータ資格の勉強をする部活なのですが、ほかにも
- プログラミングで何かを作る
- プログラミング競技会に参加する
- ワープロ競技会に参加する
などの目的をもって勉強や練習に日夜励むという、なんともインドアな部活なわけです。
日本語ワープロはカナ入力が有利です
私はプログラムを作るのが好きでしたので、プログラミング競技会に参加したいと思っていたのですが顧問の先生から
お前は頭が悪いけど手が早いからワープロ競技会選手な
といわれ、ワープロの道を進むことになりました。
手が早いというのは、あくまで手が早いというのであって、決して女に手を出すのが早いというわけではありません。
ワープロ競技会というのは、出された数千文字の文章を制限時間内に間違いなく、より多くの文字数を打てたかを競うものです。
私は日本語文字をより早く打つために、かな入力で日夜練習していました。
ローマ字は1文字2打鍵ですが、カナ文字なら1文字1打鍵ですから、有利なのは必然です。
※しかし全国大会で高ランクに位置する人の中には、ローマ字入力の人もいます。
打っている姿を見てみたいものです。
英文ワープロへの転身
ところがここでも先生からの指示が・・・
お前は頭が悪いから漢字の間違いが多いんだ。だから英文ワープロの部な
せっかくローマ字入力からかな入力に矯正したにも関わらずこの仕打ち。
ひどい!ひどすぎます。
でも言われたからにはやり遂げますよ私は!
英文はスペルさえ間違えなければ、その意味は知らなくても全然大丈夫。
だから私は英語が得意なわけでもなく、ただ「頭が悪くて手が早い」という理由で英文ワープロの競技会に参加するのでした。
競技会はチーム戦になっていて、3人の合計文字数から、間違い数×10文字を引いた数がいかに多いかで競います。
県大会を突破したわが校は全国大会へ。
全国大会もだいたい同じ内容ですが、結果は忘れました。
でも一つだけ覚えていたことがあります
私は打鍵文字数が全国1位だったのですが、個人成績は32人中31位でした。
そうです。私は間違い数も全国1位だったのです。
なんとも歯がゆい結果でしたが、良い経験でした。
自分は間違うということを再認識
私はいわゆるおっちょこちょいなところがある。そう思っていなくても結果が物語っています。
そこから覚えたことは、確認することです。
何かやり遂げた後、必ず振り返ることを実践しています。
家を出るときは、玄関で必ず振り返る。
文章を書いたときは必ず自分で一読する。
プログラムを書いたときは、動作する単位で動作確認。
などなど、当たり前だとは思いますが、しつこいくらい私はやります。
確認したことが、本当に間違いないのか。
間違いないと思ったことは、本当に間違いないのか。
堂々巡りではありますが、自分が安心するまでやります。
結果、時間をかけてしまうことが多いのですが、それでも誰かに迷惑をかけないよう、心がけています。
人生は競技会のように、間違いを取り戻せないものではありません。
間違いはただせばよい。それを信念に、今日もまた間違いを重ねています。