フリーランスエンジニアは稼げる! は本当かっ?
この記事で紹介していること
フリーランスエンジニアという働き方は、稼げるのか
最近、稼げるという言葉と抱き合わせで使われることをよく目にするフリーランスエンジニア。
私は公務員からフリーランスエンジニアになりました。
稼げるというイメージよりも「なんでもできる!」という希望と「なんかかっこいい」「すごくデキる人っぽい」という漠然としたイメージで飛び込みました。
では、実際私の所得がどうなったかというと、上がっています。
- 公務員時代(警察官・警部補) 総支給額 800万くらい
- フリーランスエンジニア 売上 1,000万くらい
こう聞くと単純に上がっているように見えますけど、どんな働き方をしているか、が重要ですよ!
売上 1,000万までのみちのり
かけだし
フリーランスエンジニアなりたての時は、以下のような案件をこなしていました。
- SESエージェント経由の案件 月60万くらい
- CrowdWorksでちょこちょこ 年間20万くらい
- 直契約 年間20万くらい
年売り上げ 760万円
このころは、コロナ前で通勤してました。通勤旅費は自腹なので、結構な経費になってました。
が、初年ということもあり所得税が安い安い!
市民税や個人事業税も安かった!
重しは健康保険と年金でしたが、まぁ仕方ないです。
SES以外の案件は、通勤の電車(グリーン車)でやったり、自宅に帰ってからやったり、休みの日にやったりです。
要するに、年間40万分の時間は、自分の休む時間を削っていました。
2年目
この辺から大きな案件を直請けできるようになってきます。
お客さんがお客さんを紹介してくれて、口コミでちょいちょいお仕事になる感じです。
この辺から、コスパの悪いCrowdWorksはやめました。
所得税・市民税・個人事業税はこの辺から重みを感じるようになります。
- SESエージェント経由の案件 月65万くらい(ちょっと増額した)
- 直契約の定期運用契約 年間20万くらい(ほとんど時間を使わない)
- 直契約 年間100万くらい(めっちゃ時間つかう)
年売り上げ 900万円
この辺ですでに公務員給与を超えました。
ただ、税金と保険・年金がきつくなってきましたので、ちょこざいな対策をし始めます。
税理士さんの格安契約をしてもらって、確定申告の補助や、税金対策のノウハウをいただきながら、なんとかやっている感じ。
引き続き通勤電車、休日に直契約案件を消化しますが、土日もほぼほぼ仕事しているようになります。
締め切りが気になり、休んでいられなくなります。
そして1千万へ
大きな直請けをこなせるようになったら、自信を付けたのでそれなりの提案もするようになります。
引き続きお得意様もいるし、定期運用契約もある。
ISMS認証取得の支援業務なんかもいただいたりと、仕事はより一層多種多様なものが舞い込んできます。
- SESエージェント経由の案件 月65万くらい(ステイ)
- 直契約の定期運用契約 年間20万くらい(ほとんど時間を使わない)
- 直契約 年間300万くらい(めっちゃ時間つかう)
年売り上げ 1,100万円
SESの昼休みも別の仕事をするようになります。
SESの仕事はすっかり慣れたので、よほどのことがない限り定時上がりができるようになっています。
そのため、時間を上手に作れるようになって、直契約の仕事の消化に充てます。
ただ、SESの仕事の後はモチベが低いので、朝方生活に移行します。
4時に起きて朝の3時間を直契約の消化に使ったり、モチベがあれば深夜も使います。
もちろん、土日もフル稼働です。
家族のための時間もGoogleカレンダーで確保しなければ対応できなくなりました。
子供たちも私の時間を確保するために、Googleカレンダーで招待をしてくる始末です。
そして翌年からいよいよ消費税課税事業者になります。
まとめ:フリーランスエンジニアは自分の時間を売る商売
スキルの高いフリーランスエンジニアは、単価はもちろん高いです。
ただ、あくまで「単価」であって、掛け算するのは時間です。
駆け出しのころは、高い単価にはしにくいので、稼ぐためには時間を使う必要があります。
たしかに稼げるけど、「稼ぐことができる」のであって、そのための努力や妥協は必要です。
さて、「稼げる」の本当の意味がわかっていただけたでしょうか。
もちろん、私よりもスキルの高い人は、もっと少ない時間で1千万に届かせることもできるでしょう。
単価を上げることにもっと集中すれば、もう少し楽な道もあると思います。
しかし、私の場合、「モチベーションのアガル仕事だけやりたい」という気持ちがあるので、単価よりも内容重視で選んでいます。
そのために苦労している節はありますけど、「楽して稼ぐ」のではなく「楽しく稼ぐ」を体現していきたいです。