2021-10-22

太陽光発電量とマイニング消費電力量について

投稿者: KuRo

我が家では太陽光発電をしておりますが、売電価格の大幅な値下げを受けて、当初の採算に合わなくなりました。

そこで 電気を売るのではなく、発電した電気を使って、採算を合わせるマイニング に着目したわけです。

今日は、我が家の太陽光発電量と、マイニングの消費電力量がどれくらいの相関関係になっているか、赤裸々に明かしてしまおうと思います。

この記事で紹介していること

記録の前提

本記録は以下の前提があります。

記録の前提条件
  • 発電電力は、優先的に使用し、不使用分を売電
  • マイニングに利用する電力は、発電電力を優先的に利用し、不足分を買電
  • 直接的な発電量の記録はなく、あくまで売電量しかわからないので、売電記録と買電記録は、ほぼ同条件の別日
  • すべての記録は、冷蔵庫など、一般住宅において常時電力を要する機器が稼働している状況
  • オール電化住宅です

太陽光発電量

我が家では、2.2KW/h の太陽光発電パネルが設置されています。
マイニングを実施していない、とある晴れた日の5月の発電は、10:00~17:00 の間、0.6kW/h を売電しました。

マイニング消費電力量

稼働マイニングリグは2台

1号機 GPU6台 520.0 W/h 消費
2号機 GPU4台 240.0 W/h 消費

太陽光発電した上でのマイニング中の買電状況

日照時間帯は太陽光発電により、完全に電力が相殺されていることがわかります。
ちなみに、月内売電価格は0円でした。

要は、太陽光発電により、日照時間帯は、マイニングを含むすべての電力をまかなえているということになりますね。

金額面での比較

天候や、マイニング対象コインのチャートにも左右されますが、参考までに月額での差を表記してみます。
ここで表記する価格は事実に基づく概数です。
5月を採用したのは、私が持っている記録として比較しやすかっただけの理由です。

太陽光発電の売電と、マイニングによる損益比較
/ 太陽光売電のみ
(2020年5月ころ)
太陽光発電+マイニング
(2021年5月ころ)
売電収益 550円 0円
買電支出 15,000円 43,000円
マイニング収益 0円 60,000円(※)
収支 -14,450円 +17,000円
※ 1ETH=400,000円とする概算

収支で3万円の違いが出ますね。

太陽光売電で、買電価格をゼロ円にすることはできないが、
マイニングすることで、収益に逆転させることができる、という例です。

もちろん、仮想資産は価格変動が激しいので、損失になることもありますが、2021年10月時点では、どうやら収益になりそうです。
FXなどで危ない橋を渡るよりは十分堅実ですし、使わなくなった機器は中古で売却も可能です。
GPUの価格も高騰しているので、売却益も期待できます。

手間がかかるのも事実ですが、そこは「勉強」になると思えば、ポジティブ要素ではありますね。

まとめ

ちまたでは、蓄電池だの、売電先変更だのと、各企業が奮闘しているようですね。
我が家にもたびたびセールスがやってきますが、まったく聞く耳持たずです。

とはいえ、イーサリアムもそろそろPoWを卒業する時期になります。
それまではしっかりと甘い汁をすすろうと思います。

マイニングの始め方、聞き選びなど、相談ありましたら、ぜひコメントや、こちらからご相談くださいませ

留意点

一応、本件記事の留意点を記載します。

  • 仮想資産は価格変動の激しいものです。損失になる可能性もあります。
  • この記事は記載時点における個人活動の事実を記載したものです。
  • 蓄電池、売電先変更による効果との比較はしていません。
  • 一般住宅において普通の生活をしたうえでの結果を記載しています。
  • 不要な照明を消すなどの一般的な節電活動は行っていますが、コンセントを抜く、までの対策はしていません。
  • マイニング機器購入費用を、本件記事記載の価格はこれを考慮していません。(とはいえ、それでも収益になっているのは事実)
  • マイニング機器は度々停止します。その都度ある程度の知識による対応が必要です。その場合にかかる時間を、本件記事記載の価格はこれを考慮していません。
  • マイニング機器は度々故障します。交換費用を本件記事記載の価格はこれを考慮していません。(とはいえ、それでも収益になっているのは事実)
  • 収益は確定申告において雑益として申告する対象です。本件記事記載の価格はこれを考慮していません。

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